2019年9月11日、本日発表された新型iPhoneのiPhone 11とiPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxですが、iPhone XSユーザーの私が一番気になっていた点は充電及びデータ転送にUSB-Cが採用されるかどうかということでした。しかし、残念ながら結果はiPhone 11 Proに18W USB-C充電器は付属するものの、今回はLihghtning端子は継続で充電器との接続のため、Lightning – USB-Cケーブルが付属するということでした。(iPhone 11は通常LightningケーブルとUSB-Aの5W充電器)
USB-Cが採用されるとどんなメリットがあったのかというとこんな感じです。
- より高速な急速充電が可能
- より高速なデータ転送が可能
- USB-Cアクセサリが仕様可能に(iPad ProやMacbookと使いまわせる)
一番大きなメリットはiPad ProシリーズやMackbookとアクセサリを使いまわせるという点で、Macbookの充電器とUSB-C to Cケーブルのセットがあれば1セットの充電器で全ての端末が充電可能になります。また、データ転送もケーブル1本あればOKです。そして、テレビやモニターに映像を出力するための「Apple USB-C Digital AV Multiportアダプタ」やSDカードを接続する「Apple USB-C – SDカードリーダー」なども全ての端末で共有できます。
現状、iPhone用の充電、その他周辺機器アクセサリとiPad Pro、Macbook用の充電、その他周辺機器アクセサリを同じ機能のものでも両対応の製品以外は分けて買わないといけないのでiPhoneとiPad Pro、Macbookで同じことをやろうと思うと最低でも2倍の出費がかかってしまいます。
Lightningケーブルは転送速度はUSB2.0相当と言われており、データ転送もストレージが最大512GBと大容量化し、バックアップや4Kの動画撮影などによる取り扱うデータの肥大化していることを考えるとiPhoneでLightning端子を使い続けるのは限界が近い気がします。
(追記)10.5インチ、12.9インチ(2015)モデルはLightning端子でありながらUSB3.0に対応しているとのこと。iPhone 11シリーズでUSB3.0対応となる可能性は高そうです。
ついでに言うとiPhone 11 ProがiPhone XSより厚みが0.4mmほど増えたにも関わらずイヤホンジャックが搭載されないのも余計なアクセサリを買う必要があり、不便なままです。
AppleはLightning端子に関連する純正のLightningケーブルや周辺機器を販売したり、MFi(Made for iPhone)制度でサードパーティのメーカーはAppleの認可を得た製品としてLightningケーブル、アクセサリを売るためライセンス料を支払っているためこれらの収益が今後得られなくなるのを嫌ったのかもしれません。
今回の判断にどのような理由があったのかはAppleのみぞ知ることですが、次回のiPhoneでは利便性優先でUSB-C端子が採用されることを期待したいです。
↓iPhone X以降、Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタも付属しません。