Canon EOS 7D Mark II用バッテリーグリップBG-E16を修理見積もりに出したら驚きの金額になった

ある日、屋外で写真を撮って帰宅するとキヤノン純正のEOS 7D Mark2用のバッテリーグリップ BG-E16のマルチコントローラー(ジョイスティック)の部品がいつの間にかなくなっていることに気が付いた。

見た目はパーツが取れただけのように見え、カバーが外れむき出しになったスティックを無理やり指で操作すると問題なく動作はしており、自力で直せないか考えたが、パーツが売っていないことと自力でなんとかした場合、防塵・防滴性能に不安があったので修理の見積もりに出すことにした。

カメラアクセサリーの修理はカメラ・レンズのようにCanonの公式ホームページ上に案内がなかったので一度、下記に電話するしかなかった。

キヤノン:サポート|カメラ修理受付センター

https://cweb.canon.jp/e-support/repair/repcamera.html

カスタマーセンターの方に話を聞くと、見積もりには修理受付を行っている窓口(キヤノン:サポート|修理品持ち込み窓口一覧 https://cweb.canon.jp/e-support/repair/list.html)に持ち込むか、宅配便をCanonから手配してもらうか、大分県にあるCanonの修理工場に持ち込むか宅配便で自分で送付するか、お選びくださいとのことだった。なお、片道分の送料は自分で負担しなければならない。

今回は見積もりを急ぎたかったことと送料を安く抑えたかったこともあり、大分の修理工場に直接送ることにした。送り先はカスタマーセンターで教えてもらえるのであとは症状と連絡先をメモした紙を同封し、送るだけ。

なお、購入店を経由して見積もりに出すと購入店の負担で無料で見積もりをしてもらえる可能性がある。ヨドバシカメラでは他店購入品でも受け付けてくれる。

4日後、見積もりの連絡が来た

発送手続きから約4日後、Canonの大分工場から電話があった。症状を確認し、見積もりが出たとのこと。その金額は税込みにして16372円。想像以上に高額で驚きの金額だった。Canonフォトサークルなどの会員割引などもカメラアクセサリーには一切使えないらしい。

見積もり後、帰ってきたバッテリーグリップに同封されていた見積書

値段の理由としては、生産の効率化の都合上、部品がユニット化されており、バッテリーグリップのマルチコントローラー(ジョイスティック)のカバーパーツのみを修理するということができないらしい。つまり、バッテリーグリップの外側はそのままで中身の大部分をすっぽり入れ替えるという修理になる様子。

実は、このBG-E16は中古で7000円ほどで手に入れたもので、現在の中古相場も見積もりの金額よりは安いため、今回の修理はお断りした。修理をしなかった場合は返送時の送料はかからないらしい。

中古で新しいBG-E16を買った

Canon以外の修理専門店に修理をお願いすることも考えたが、また時間がかかり、マップカメラのネット通販で中古で安いものが出ていたのでそれを買うことにした。擦り傷のある並品で約9000円だった。

マップカメラの通販で中古で購入したBG-E16

今回、問題が起きたのがバッテリーグリップのマルチコントローラーだったので総額1万円以下で対処できたが、もし初代7D、7D Mark II、5D Mark III、5D Mark IVのような一眼レフカメラ本体のマルチコントローラーが取れた場合、これも背面カバーユニットごと交換での対応で一般的に3万円以上かかるという噂もあり、そうなっていればかなりやっかいだった。マルチコントローラーは引っ掛かりやすい部品のため、そうはならないよう今後は気を付けたい。

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