福岡市は21日、IT(情報技術)のエンジニアらの育成を促す拠点「エンジニアカフェ」を市の繁華街・天神にオープンした。エンジニアがゆったりとした気持ちでプログラミングの勉強会などを開けるオープンスペースやカフェ、あらゆるものがネットにつながるIoTの装置を試作できる工作室などを設けた。
(中略)
施設は1909年に建てられた国の重要文化財「赤煉瓦(れんが)文化館」を改装。エンジニアは飲食代を除き、施設を無料で利用できる。運営はNPO法人のAIP(福岡市)が担う。
福岡・天神、ITエンジニアの交流拠点始動:日本経済新聞
福岡市は21日、IT(情報技術)のエンジニアらの育成を促す拠点「エンジニアカフェ」を市の繁華街・天神にオープンした。エンジニアがゆったりとした気持ちでプログラミングの勉強会などを開けるオープンスペースやカフェ、あらゆるものがネットにつながるIoTの装置を試作できる工作室などを設けた。福岡市は2017年、起業家の集まる施...
昨日報じられたニュースによるとエンジニアカフェなる交流施設兼コワーキングスペースが福岡天神に2019年8月21日オープンしたとのこと。
旧大名小学校跡地のFukuoka Growth Nextと同じような形で福岡市が支援する官民が連携した施設のようです。
中でも驚くべきは、施設内のコワーキングスペースで、無料で使えるらしいです。登録不要でWi-Fiあり、電源ありで毎月最終月曜日と年末年始を除いた毎日AM9:00~PM22:00の間、別にエンジニアでなくても誰でも利用可。公式HP(https://engineercafe.jp/)の説明を見る限り飲食物の持ち込みは不可で施設内の飲食はカフェ利用が必須ですが、ワンドリンク制というわけでもなさそうです。
天神エリアのコワーキングスペースに毎月1万4000円ほど払っている私(それでも安い方)からすると正直言って驚きを隠せません。昨今、仕事や勉強のためにスタバなどのカフェを利用したり、ネカフェやファミレス、カラオケ店を利用したりという方が増えていますが、その最終形が有料コワーキングスペースだったのではないかと思います。そして、その最終形が今回まさかのタダ。
無料と言えば、図書館もありますが、こちらはかなり制約が厳しく、そもそも勉強や仕事目的(パソコン利用等)を禁じているところも少なくないですし、営業時間や電源など環境もよくはありません。それに対してエンジニアカフェはほぼ満点というくらいの設備の充実さです。そして、私の利用しているコワーキングスペース唯一の欠点が建物が古く洋式トイレが1つしかなく中々トイレに行けないという点なのですがエンジニアカフェはオープンしたばかりということもあり、絶対トイレ綺麗!(これ重要)というのも間違いないでしょう。私は今のコワーキングスペースが気に入っているので様子見ですが、福岡のコワーキングスペース住民は多くが揺れ動くことになりそうです。
また、企業の方の利用も禁じられてないので勤務中にちょっとしたミーティングやリモートワークで使う方も増えそうですし(ミーティングスペース等も無料で貸してくれるらしい)、図書室の自習室も時期によっては学生で満席だったりするので勉強目的の学生にもこれ以上ない環境です。何にしてもこういった施設ができて選択肢が増えることはありがたいです。どういう雰囲気になるのか、私も非常に気になるのでとりあえず、今度見学に行ってみようかと思います。
Engineer Cafe ‒ Hacker Space Fukuoka ‒
2019年8月オープン!コワーキングスペースとしての利用のほか、各種イベントや勉強会を開催、多くのコミュニティが集います。国内外から様々な業種のエンジニアが集まるエンジニアのための施設です。福岡市赤煉瓦文化館内 (福岡市中央区天神1丁目15番30号)